今年30女の雑事

誰かに直接いうまでもない戯言をたらたら綴る日記

半年掃除機をかけなかった自分がマメに掃除するようになった話

私はズボラなので掃除機をかける工程が大嫌いだ。

 

でも稀に掃除機をかけるとやはり気持ちがいい。

 

その気持ちよさを蔑ろにしてまでなぜ掃除機をかけるのが嫌なのか、自分なりに分析してみた。

 

 

 

①掃除機が重い。

もう掃除機を出す工程が億劫。

 

②コンセントを引っ張り出して繋ぐのが面倒。

 

③掃除機をかけていると本体やコードが部屋の物品にぶつかって鬱陶しい。

ゴミ箱にぶつかってひっくり返した時なんて、般若のような顔になっている気がする。

 

 

 

以上を考えた結果、コードレス掃除機を買う、床に直置きする物品を極力減らす、

この2点で解決するじゃん!と思いつき実行してみた結果、

半年に1度掃除機をかける程度のズボラ人間が、週に2~3回掃除機をかける現在になったのだった。

 

 

 

しかも掃除機がサイクロン式で毎度掃除後に蓋をパカッと開けてまとまった埃を捨てるタイプなのだが、これで部屋の埃の量が一目瞭然なのが良い。

 

掃除したぞ!という達成感と、こんなに埃がたまっているのか次回もきちんと掃除機をかけようとやる気が湧く。

 

 

 

コードレスは吸引パワーが不安という方もいると思うが、私は3年ほど使っていて特に不満は感じていない。

もしコード付き掃除機で私のような不満を持っている方がいるならぜひお勧めしたい。

 

 

 

コードレス家電が快適なので、雑巾がけが嫌だったことから先日コードレス電動モップも買ってみた。本体に予め水を注いでおき手元のレバーで水を噴射するタイプだ。

手を濡らさず、更に這いつくばって雑巾がけをする必要が無くなった。

これで圧倒的に雑巾がけの回数も増えた。

 

 

 

あと言うまでもなくドラム式洗濯乾燥機も快適で、買って本当に良かった。

天気のことを気にしなくていいのはとても楽である。

冬の寒い寒い洋服干し作業からも解放された。

 

 

 

 

 

無理やりやる気を起こしてやってもストレスがたまって余計やらなくなるので、なぜやりたくないのか?と面倒くさいと思うポイントをあぶり出すのが無くしていくのが良いのかもしれない。

 

あんまりこだわりすぎるとキリがないので、もちろんある程度の妥協は必要だが。

私の場合は電動モップが棚の隙間に入らない所が多いので、手拭きしていた時よりもそこら辺の掃除が適当になってしまっている。

 

 

 

 

 

家電は値段と性能が釣り合っている気がするので、余裕があればケチらず良い値段の製品を選ぶべきだと思う。長い年月を共にする訳だし。

 

10年使ったドライヤーが今年の春に風量がガクンと落ちてしまったので3000円くらいの新しいドライヤーを買って満足していたのだが、さっき2万円のナノケアというドライヤーが口コミで絶賛されていてケチらず高い物を買えば良かったと後悔している。

 

コードレス家電やドラム式洗濯機を買ったことで昔からのドケチ至上主義精神はマシになったと思っていたが、まだまだ抜け切れていないことを実感する。

 

 

 

 

健康診断にいってきた

今日健康診断に行ってきた。

 

来週から新しい職場に就くのだが、3か月以内の健康診断の結果が必要書類にあるとのこと。

 

前の職場を辞めたのが今年の4月で健康診断など去年の春に受けたっきりなので、やむなく健康診断に行ってきた。実費で。

 

 

 

朝自宅で全然尿が出なかったので尿検査で出なかったらまずいと焦り、診療所へ行く道中で白湯をガブ飲みした。

こんなにも尿が出るよう祈りながら白湯を飲むのは初めてだった。

診療所に着いて、一応採尿時はチョロチョロ・・と少しの量だが出てくれて助かった。

 

採尿時に必ず思うことが2つある。

 

1つは男は採尿が楽でいいよなー、女は最悪手にかかることもあり得るのになーということ。実際かかったこともある。

 

もう1つは女子高生の時学校の尿検査でなぜだか蛋白が出ており、学校を早退して隣の市の保健センターまで行って再検査させられたことがある。

そこには尿検査に引っかかった近隣の高校生が集められていて、尿検査コンテスト2次会場のような不思議な雰囲気があった。尿検査ごときで早退したのは結構恥ずかしかったが、1次を通過したと思えば誇らしい気持ちにもなれるような気が少しする。

やることはそこの建物のトイレで採尿してすぐ提出するだけの平凡な流れなのだが、順々に1列に並んで尿の入った採尿コップをテーブルに置いて提出する。

すると自分がコップを置くとき、嫌だが周りの人のコップもたくさん見えてしまう。

私は驚いた。私の前の男子のコップはあふれそうなくらいの尿が入っていたのだ。

今のコップは大体青い線でここまでのラインが示されているがその時のコップは普通の白いコップだった気がしたので、その男子は量がわからなかったのかもしれない。

よく運ぶ道中でこぼさなかったなあ・・とかつまんないことを考えつつ結構面白いなあとかも思っていた。

それを未だに採尿時に思い出す。くだらない思い出である。

 

 

 

健康診断の話に戻るが、採尿後に血圧を測ったら136/89 脈が119だった。

基準からすると少し高いし、血圧の割に脈拍が早い。

私は基本的に低血圧の方なので、慣れない道中と初めての診療所、健康診断という特殊なイベントの心的要因で血圧がおかしなことになったのだろう、と思った。

 

 

そしたら最後の医師の診察で血圧が高いと2回も強調されて言われた。

今まで低血圧で謳ってきた自分にとっては屈辱的である。

というかこんな特殊な環境でいつも通りの血圧になる人なんているか?と思った。

平常運転の血圧でいられる人はこの診療所に慣れた常連くらいである。でも常連ということは結局何かしら病気があるんだろうが。

 

 

ちょっとショックを受けながら診察室を後にし、会計をしたら健康診断代が9,000円もした。もちろん実費である。

この価格なら会社が半分くらい出してくれても・・・と思った。国民健康保険の恩恵を全く感じられない。

でもこの金額を見たら血圧がサッーと下がったような気がする。

 

 

 

 

突然のログイン画面にうろたえた話

こんにちは。

 

 

昨今のインターネットは昔と違ってログインする時に非常にスムーズになった。

 

サイトやアプリを開く度にIDやパスワードを求められることは減り、もはやIDやパスワードを忘れている場合もある。

 

 

 

 

毎日スマホでLINEマンガを読んでいるのだがなぜか今日だけ突然、普段出ないはずの再ログイン画面が出てきて焦った。

もしや規約が変わって個人情報の件や、漫画を読むだけでタイムラインに情報が出てしまう仕様に変わったのか!?と勘ぐってしまい、ログインするのに躊躇してしまった。

タイムラインに自分の情報が出るのが私は非常に恥ずかしくなるタチなので、それだけは避けたかったのだ。

結局なぜログイン画面が出てきたのか謎であった。

 

 

 

 

グーグルのログインは割と頻繁に出てくる気がするので、そんなに焦らない。

グーグルは頻繁に使うのでさすがにIDパスワードを忘れることは無いが、一つ気になるのがログインした後に電話番号を登録する流れに持っていかれることが多い。

もちろんセキュリティ強化のためなのだろうが、昔から個人情報を登録するのに抵抗があるため必ずこの画面になるとスキップする。

でもこのひと手間が面倒くさい。

設定画面で電話番号登録の画面を出さないよう設定できるのだろうか?

でももはやこの設定があるのか探すのも面倒くさいため結局いつも何もしていない。

 

 

 

 

この間このグーグルログインでだいぶ面倒くさいことがあった。

 

休日家に引きこもっていたが、コンビニに行かなければいけない用事ができてしまった。

コンビニくらいだったら大した格好もしないのだが、私は最近ポケモンGOにハマっていたのでコンビニついでにポケGOのために散歩しようとウォーキング用の恰好に着替えた。

 

ポケGOをやっている方ならわかると思うが、家の近くで10分後にレイドボス(時間制限のあるイベント)が発生する予定だったのだ。しかもレアな伝説だった。

それに合わせて家を出たのだが、あら不思議。家を出た瞬間からポケGOがフリーズ。

普段だったら時間経過と共に回復するのだが、なぜかその日に限ってはいくら待ってもうんともすんとも言わない。

 

仕方がないので再起動をかけたのだがずっと起動画面から動かず、しばらくしてサインアウトしますか?の画面が出てきたのでそれに従った。

 

私はグーグルアカウントと連携しているのでグーグルのボタンを押して再ログインすると、更新マークがぐるぐるぐる・・・・その間2分ほど。何も出ないまま。

 

もうレイドボスが始まってしまいがっくり肩を落とした私は、ついにポケGOを諦めコンビニへ向かった。

コンビニで用事を済ましもう一度スマホをみると、グーグルのIDパスワード入力画面に切り替わっていた。

 

おそらく外の回線状態が悪かったのがフリーズの原因で、コンビニのフリーwifiでそれが回復したようだった。

 

「まだレイドボスに間に合うかも・・!」

 

私は嬉しくなり手慣れた手つきでコードを打ち込んでログインしたのだが、驚くべき文字が出てきた。

 

 

「この端末はアカウント認証されていないのでログインできません」みたいな感じのやつ。

 

このスマホのログインは初めてで信用できないからログインさせないゾ!的な意味だろう。

 

 

嘘つけ!!このスマホで何度も何度もログインしてきたぞ!そもそもポケGOをこのスマホにインストールしてグーグル連携した時にこんな表示出さなかったじゃねーか!

 

 

なぜ張り切ってポケGO仕様の恰好までした時に、とイラっとしていたら

「他の認証されている端末に数字のコードを送るので、それをこの端末に入力してください」と出てきた。

 

コードの送り先は自宅にあるタブレットだった・・・。

 

 

結局悔しい思いを噛み締めたまま自宅まですごすごと帰り、タブレットを確認して再ログインしたのであった。

 

 

 

 

そもそも諸悪の根源は外の回線の遅さだ。

自宅内とコンビニはwifiでサクサク動いていたが、なんとその時自宅周辺が3G回線だったのだ。

 

とても久しぶりに3Gの文字を見た。

 

昔は回線の種類など気に留めなかったが、今使ってみるととんでもない遅さで本当にビックリした。

 

諦めきれず自宅まで帰った後にもう一度外出してポケGOを3Gのままやってみたのだが、ポケストップを回しても全くの不動。

あれ?回せてなかったかな?ともう一度回すと「少し時間をおいてください」と表記が出てきて、回せているのか回せていないのかわからない始末。

ポケGOは4Gありきのものなのだ。

 

 

 

3Gが遅いというよりは、今現代の回線速度がスムーズすぎて慣れてしまったのだろう。

表示の遅さに対する耐性・我慢力が低下してきているのだ。

 

 

 

5Gが実用化されて話題になっているが、5G未対応の私のスマホは壊れない限り使い倒すつもりだ。

だが、5Gの機能性を早く経験してみたいという気持ちも今回の件で湧いてしまった。

 

 

 

3G状態は夜まで続いていたが、なんか再起動したら勝手に直った。

別に地域性の問題では無かったらしい。

 

 

 

 

30歳世代の中高生のホームページブーム 2

 

 

さて、前回中高生の時のクラスカースト上位のクラスメイトが、ホームページ(通称ホムペ)を作るのが流行っていたことを書いたが、私側の陰キャは何をしていたのかについて書くこととする。

 

 

 ↓前回の記事

bonobonosimattyao.hatenablog.com

 

 

 

ある程度ホムペ文化が広まり、陽キャは色々なグループ単位でホムペを作っていった。

仲の良いクラスメイト同士、同じ部活動メンバー同士、付き合っていたカップル同士、などなど。

 

 

 

 

今思うと、個人でホムペを作る者は一切いなかった。

あくまで中高生のホムペ文化は、グループ意識を高めるものの象徴と化していたと思う。

だから圧倒的に女子グループが積極的に作っていた。

女子は本能的に所属意識が強い生き物なのだ。これについては生物学として立証されている件らしく、とても頷ける。

 

 

だが例外のケースもあった。

 

私の高校の男子野球部は、在学当時は県大会優勝さえできないレベルだったのだが、昔は甲子園優勝も冗談抜きに狙えるレベルだったらしく未だに地元住民からは野球部の期待が厚かった。

 

そのせいか野球部の校内カーストは非常に高く、野球部であることに自信を持っている部員が多かった。クラス内では目立つ存在で発言権が強かった。休み時間には廊下で野球部員が集まって大騒ぎしながらたむろしていた。

 

またチームプレイの競技であることも手伝って所属意識が高かった結果、珍しく男子でありながら男子野球部のホムペを作っていた。

 

 

 

しかし同じグループ同士でホムペを作っても、時折軋轢が生じることがある。

グループ内で不仲になったりすると、突然メンバーの1人の情報が消失したりホムペ自体が姿を消すことも少なくなかった。

 

ホムペを観測している部外者はこれらの変化について、同じ部外者たちと世間話のようなテンションで喜々として話題のタネにするのだった。

 

 

 

 

次第にホムペの中でもメンバーが記す日記に比重が置かれ始めていく。

それは自然なことだと思う。ホムペ自体は毎日チェックしても中々変化が無く見ごたえが少ないが、日記に関してはマメな人は毎日更新してくれる。

私もホムペよりもメンバーの日記に注目していた。

 

 

 

 

そして陰キャ勢も続々と日記を書くようになっていった。

 

今まではホムペのおまけで日記というコンテンツが成り立っていたが、ホムペを作る行為はあくまで陽キャの特権のようなイメージができあがっており、陰キャにはハードルが高かった。

しかし時が経つにつれ、前回のブログで紹介した前略というプロフィールサービスが大きなコンテンツとなっていたため、自分の前略の下部に表示されるリンク欄に日記のアドレスをリンクさせればホムペを作らずとも日記を書けたのだ。

 

別に前略にわざわざリンクさせなくとも誰にも見られないところでひっそりと日記を書けばいいじゃないか、と思われがちだが、やはりそこは陰の者同士で日記を見せあいたい気持ちがあるのだ。

今こうしてブログを書いている私だって、この文章をインターネットブログではなく自分のキャンパスノートに書けば済むことである。でもなんとなくそれでは寂しい気持ちがあるのだ。

自分語りをしてほんのささいなことでも誰かに共感してもらいたい気持ちが、高校生の私と今の私で変わらずある気持ちなのだろう。

 

 

 

こうしてどのカーストの人間でも手軽に日記を通じて自己主張でき、手軽に周囲の人間の日記を読める環境が整っていった。

日記の流行りのレンタルサービスは、やはり前回紹介したモバイルスペースや、日記のトップページや記事毎に鍵をかけられるのが斬新だったiHotだった。

 

 

 

日記を書くのは楽しかったし、日常のくだらない笑い話を書いて仲の良い子から反応を貰えるのが嬉しかった。

ただ嫌なこともあり、同じグループだがあまり仲の良くない子に伏字で悪口をかかれたこともあった。伏字といってもほぼ私とわかる内容だった。

悪口の内容は全く覚えていないため、どうでもいいようなことだったと思う。

ただ悪口を書かれたという事実は心に結構くるものがあったし今でも覚えている。

誰が悪いとかそんな問題ではなく、私も相手の子もお互い未熟だった、それだけの話だと思う。

相手の子は私だけではなく他の子の悪口も書いていて、それが他の子の逆鱗にふれて一時期煮え湯を飲まされた様でそれ以降悪口は無くなった。

そんなこんなで相手の子には、その件については触れず当たり障りのないよう距離をとりながら音便に付き合って過ごした。

 

 

 

そこから友達の日記を見る目的は、自分の悪口が書かれていないかチェックすることにどんどんすり替わっていった。

日記を開くたびに若干の緊張がはしるようになった。

今思うとこれってまさに、現代の中高生が抱えているSNS問題と何ら変わらないことに気付かされる。人間関係に悩む思春期の子どもはいつの時代にもいるのだ。別に今現代の子どもに限ったことではない。

 

 

 

 

 

日記ブームがだいぶ落ち着いてきた頃、今度は「リアル」と呼ばれるつぶやきサービスが台頭してきた。

現在において大きいSNSサービスとなっているTwitterの前身だ。

リアルの無料レンタルサービスはあまり覚えていないが、日記と同じくiHotが主流だった気がする。

 

 

リアルが流行りはじめた頃は、友達のただ一言のつぶやきを見るだけなので非常につまらなかった。なんでこんな簡素でつまらないサービスをこの子は使い始めたんだ・・?と疑問に思っていた。

 

しかし色々な子が使い始めてきたので流行りにのってみたところ、成程これは良いなあと魅力を理解することができた。

 

日記はもちろん自己主張のためのツールなのだが、前提として人に見てもらうための文章なのだ。「体育やだなあ、面倒くさい」だけでも日記かもしれないが、人に見てもらうには文章が味気ない。

 

だがこれがリアルなら「やだなあ、面倒くさい」だけでつぶやきとして成立する。体育と説明する必要もない。

人に見てもらう文章として意識せず、ただただ自分の心情を吐露するだけ。

とても楽なツールだった。

つぶやきに対するコメント欄もなく簡素だったので余計つぶやきやすかった。

 

 

そんなこんなで日記とリアルの2つを前略にリンクする流れになっていった。

 

 

 

 

 

 

そして時は流れ、高校卒業と共にホムペと前略ブームは終了の兆しを迎えた。

高校の友達との繋がりが薄まれば、それらを繋げていたコンテンツが廃れるのは必然だ。

 

 

 

 

私は高校卒業後に専門学校へ進学したのだが、その時はmixiというSNSが流行っていた。mixiは日記やリアルやゲームなどを友達同士で見せ合ったり共有できるサービスで、正にホムペや前略の中身を全て内包したものとなっていた。

 

 

 

私は中学・高校時代に仲の良かった子数人と専門のクラスメイトとmixiで繋がったが、自分の投稿は最初のみで、あとはただ他人の投稿を見るのみにフェードアウトしていった。

 

その姿勢はそこから現在まで続いている。

 

現在登録しているSNSTwitterのみだが、もはやTwitterはリアル友人は一切登録していないし見てもいない。フォローしているのは私と一切面識のない、ネット上で活動している人のみだ。

結局友人と繋がってしまうと自分の投稿に対してのコメント数が気になったり、友人の近況をみて自分を悪い意味で比較してしまったりと、感情が揺さぶられるのに疲れてしまったからだ。

 

 

今はたまに会う友人から近況を聞いて、それだけで満足している。心も穏やかになった。

SNS断ちはとても勇気がいると思うが、疲れている人にはぜひお勧めしたい。

 

 

 

SNSは大きく形を変えていて、コメント欄だけでなくイイネボタンが登場し、瞬く間にイイネボタンはメジャーなツールとなった。

友人の投稿にイイネを押すだけで、言葉を選びながらコメントをする手間が無くなったのだ。

Twitterはフォローしなくともリストに入れるだけでフォロー外の人のつぶやきを見ることができる。

自分や相手の投稿も選んで見えないようにすることもできる。

 

こうやって扱い方を工夫していけば、SNSを絶たなくとも楽しくSNSと付き合っていけるのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

懐かしむ気持ちでホムペブームの流れについて書いたが、紹介したサービスを改めて調べたらここ数年以内にほぼ終了していて、なんともいえない気持ちになった。

モバイルスペースはなんと今年の9月に終了していたようで、その情報を知らずにこの記事を書いたのがもちろん偶然なのだが運命的なものを感じてしまった。

 

mixiはまだまだ頑張っているようで、一部に上場しているようだ。すごい。

身内が先日仕事でmixiの本社に行ったと話していて、まだmixiってあるんだ・・と思ってしまったことを謝りたいと思う。

 

いつか年月が経った頃に、TwitterInstagramfacebookもこうやって懐かしむ対象になるのだろう。

 

 

 

 

30歳世代の中高生のホームページブーム

このブログでの投稿は初めてだ。

 

高校生の頃はブログをひっそりとやり、社会人1年目にもペットに関するブログをやはりひっそりとやったが、昔から飽き性なのですぐに続かず放置する始末だった。

 

今現在そのブログ達は存在しているのかどうか、今や利用していたブログサービスさえ覚えていない始末なので確かめる術は無い。

確かめられたとしても自分の昔の投稿など自慰行為の塊の様なものなので、読んだ瞬間恥ずかしい感情が火山のように噴き出して爆発するような感覚になると思う。なので見たくもない。

 

 

 

なぜ数あるブログサービスの中からはてなブログを選んだかというと、たまに読むおもしろいブログがはてなブログに多く、しかもデザインがとてもシンプルで読みやすかったのが一つ。

 

もう一つが、偏見なのだがAmebafc2ブログのデザインはTHE昔流行ったブログそのもの というデザインになっている印象があるのだ。

左右にカレンダーや投稿記事のタイトルがずらっとならんでおり、中央に最新の記事内容が記載されているあのメジャーなブログデザイン。

そしてとても情報量が多く感じるあのブログデザイン。

ブログとして使い勝手の良いデザインなのだろうが、なぜかこそばゆい気持ちにさせられるのだ。なので使いたくない。

これは恐らく冒頭で述べた自分の昔のブログを見ているかのような気持ちになっているのだろう。

例えて言うなら、中学生の頃に意味もなくジーパンのベルト紐に鎖をつけるファッションが流行っていた。当時はかっこよく見えたけれど、今中学生がつけているのを目撃したら恐らく恥ずかしい気持ちになるだろう。そんな感じ。

ブログに関しては今現在も精力的に使用している方が多くいるのだから、私のこの感情はだいぶ失礼だと思う。

 

 

 

思えばインターネットの流行りも数年程度ですぐ様変わりするものだ。

私の自宅にインターネットが導入されたのが中学2年の14歳の時で、現在30歳目前なのでおおよそ15年経った。きっととんでもなく様変わりしたのであろう。

 

 

 

生まれて初めてインターネットに触れたのはローマ字覚えたての小学校4年生の時で、授業の一環で小学校の備品のパソコンでyahoo検索をかけた時だ。

当時何を入力しても結果を教えてくれる機械の箱が斬新すぎて、何を調べたらいいものかすごく戸惑った気持ちを今でも覚えている。

というかyahooのトップページの情報量が多すぎて、まずそれを眺めるだけで満足していた。東京の繁華街をみているような印象だった。

隣の同級生はジャニーズの公式サイトを見ていたが私はジャニーズに毛ほどの関心も無かったため、当時愛読していた少女漫画雑誌りぼんの公式サイトを見た。

しかしそれ以外に調べたいものが見つからず、そこで興味は終了した。

 

 

 

そして中学2年の夏、我が家に待望のノートパソコンとインターネットが導入される。

はじめは小学生時代同様、何を調べたらいいのかわからずあまり触らなかった。

だが転機は訪れる。

当時私はいとこから借りた牧場物語というゲームにドはまりしており、ゲーム内キャラの攻略情報をネットで調べたのだ。

すぐに攻略掲示板は見つかり、何度もそのサイトにはお世話になった。

ある日いつものように攻略掲示板を覗くと、ふとお絵かき掲示板が目についた。

なんで攻略サイトなのにお絵かき掲示板が・・?と疑問に感じたが、当時はサイトにお絵かき掲示板が付属しているのが定番だった。

これもネットの流行りだったのだろう。

そこのお絵かき掲示板牧場物語のキャライラストを描く場で、元々絵を描くのが好きだった私はとてつもなくハマった。毎日毎日常在していた。

パソコンのボタン一つで間違えたところがすぐ元通りになる操作の快適さや、自分のイラストに他ユーザーからコメントをもらえる嬉しさ、正にパソコン本体とネットサービス、2つの魅力にとりつかれていた。

掲示板に暴言を吐く荒らしが当時から存在していたが、荒らしに抗議するコメントを感情的に書きなぐったりした。すごく恥ずかしい。

一気に私とインターネットの距離を縮めたのがこの出来事であった。

 

 

 

そして当時中学生友達の間では携帯電話を持っているのがステータスとなっていた。

私は高校生になってからと母親に言われていたので持っていなかったが、携帯で何をするかもわからないままただただ憧れていた。

母親の携帯を借りて、学校で話せばいいような内容の話をメールで友達とやり取りしたりして無駄にウキウキしていた。

センター問い合わせを定期的にしないとメールが届いていなかったり、他キャリアへのメールは画像添付ができなかったりしたが、不便を感じることは無かった。その不便ささえもウキウキに換算されていたような気がする。

 

 

そして次第に友達同士で作る個人ホームページ大時代が到来する。

通称ホムペである。

そこには主にメンバーの日記、BBSと呼ばれる掲示板、アルバムなどが載っているのである。

大体クラスカースト上位の選ばれし人間が作るので、ホムペの注目度は同級生の中では高かったと思う。

もちろん私はカースト最下層の陰キャだったので注目するのみだった。

BBSはホムペ開設時は陽キャ同士で会話が盛り上がっており、キリ番報告も盛んに行われていた。キリ番とは、トップページに来訪者数を示すカウンターが設置されており、それの一の位が0になった時やゾロ目になった時にBBSに必ず数字を書き込まなければいけない謎の強制ルールである。

 

盛り上がりをみせていたホムペも盛者必衰というもので、時間の経過と共にカキコミが途絶えていきキリ番報告も無くなり物悲しい雰囲気を漂わせていた。

一日数百アクセスあったホムペが久々に訪れてみたら自分を含めて2アクセスでギョッとし、しかも自分がキリ番だったのだ。

BBSを覗いてみると業者が書き込んだであろういかがわしいサイトの宣伝文が乱立しており、キリ番どころか普通の会話など一切書き込まれていなかった。

私はそっと携帯を閉じ、二度とそのサイトを見ることは無かった。

 

 

 

そして高校入学と共に、待望の自分の携帯電話を買ってもらう。

嬉しくて嬉しくて、携帯機種のラインナップを全て把握して吟味して選んだ。

なのでクラスの同級生の携帯を見て、何世代目の携帯かすぐわかっていた。

今現在は全く携帯に関心が無いのに・・・

 

ホムペブームは高校時代もまだ継続しており、やはり陽キャはすぐ群れを成して共同のホムペを作っていた。

当時はモバイルスペースやエムペ、pepsなどの無料ホームページ作成サービスが流行っていた。

その中でもモバイルスペースが周りのクラスメイトの間で浸透していたのだが、このサービスの凄いところがHTMLと呼ばれる実際のプログラミングのようなコードを使って自由自在に外観をカスタマイズできる仕様だった。

他のサービスは型にはまったテンプレートを選ぶのみだったので、モバイルスペースはとても自由性が高くしかもガラケーで作れるのが今でも凄かったなあと思う。

しかし意味のわからない文字の羅列を組まなければいけないので、モバイルスペースは生半可な興味では手が出せないサービスでもあった。

さながら一見さんお断りのうまい料理屋のようである。

 

私の学科はパソコンを多く扱う学科だったのでプログラミングの授業ももちろんあった。

ホムペ制作でHTMLの扱いに長けたギャルの同級生が、先生の解説よりも先にプログラミングを手早く組む光景をよく見ていたのを覚えている。

 

 

また、ホムペ制作に欠かせないのが前略プロフィール、通称 前略であった。

ホムペのプロフィール欄に前略をリンクさせ、また同時に前略の最後のリンク欄にホムペをリンクしていた。

私が高校生の時の前略は、背景色や文字色を自分好みにカスタマイズすることができず、何個かあるテンプレートの組み合わせの色しか選べなかった。

当時はなぜ前略が流行っているのかわからなかったが、ほぼ全員と言っていい規模で前略は利用されていた。

前略人気の火付け理由はわからないものの、火がついて広まった以降はほぼ前略しか見かけなかったので大多数は前略以外のサービスを知らなかったのでないだろうか。

 

 

ギャルは前略のプロフィール画像に自分の盛れたプリクラ画像をガンガン貼っていた。

彼氏とキスしたプリクラもなんのそのだった。チュープリとか呼んでいた。

挙句の果てには彼氏とのお揃いのメールアドレスを載せる始末。

メールアドレスや前略の誕生日欄に、付き合った日付が載せられているのもテンプレである。

SNSに個人情報を載せると問題が云々~などと昨今よく言われるが、ギャルが頭からっぽでネットに個人情報を載せるなど昔からの常識なのだ。

頭からっぽじゃないギャルもいるのだろうが、ギャルじゃない人と比べたらギャルの方がからっぽの割合はきっと高いだろう。だから仕方がない。

 

彼氏とのお揃いのメールアドレスも別れたらすぐ変更するため、メアド変更のメールが来て察することも多かった。お揃いに変更して三日後に別れてまた変更して・・・とかなり頻繁な友達がいて内心ちょっと面白かったのは秘密にしている。

 

 

 

 

 

 

この後陰キャの私もついに前略や初めてのブログに挑戦することになるのだが、これ以上書くとキリが無いし疲れたので、また今度気が向いたら書こうと思う。